カテゴリ:枚方で家を売るならNO-HOUSE / 投稿日付:2023/03/08 14:24
不動産会社が作成する「不動産査定書」
不動産を売却する際に必要な書類になるのですが
売却不動産に対してのその不動産会社の見立てを示したものです。
その査定額が一体どのような根拠で
どのような内容でその結果になったのかを知るために
非常に重要な書類です。
その不動産査定書の中に「流通性比率」というものがあります。
「流通性比率」は「土地」と「建物」を合算したもの。
簡単に言うとその物件を売りやすいのか売りにくいのか
流通性の度合いを示すことです。
1.00(又は100%)が基準になり
-0.93~+1.7の範囲内で数値を設定します。
売りやすければ「+」
売りにくければ「-」とします
(例)
不動産の評価額を算出する時に
売買専門の不動産会社に依頼する流通性比率を掛け合わせて
算出した評価額を提示します。
この時に流通性比率が
「1.0」であれば売りやすい好物件となります。
「0.9」以下等の値の場合は売れにくい物件となります。
1.00でない場合は必ずその根拠の確認を
「流通性比率」が「1.00」でない場合は
必ずその根拠の確認をしましょう。
流通性比率は査定価格の調整に使われるのですが
この流通性比率の決め方は
ほとんどが査定者の感覚だけで決まります。
物件のメリット、デメリットを見つけ
過去に周辺で売却物件が存在した場合
売却物件の相場なども確認し、金額を吟味します。
不動産査定書を作成する際に「査定システム」を使って作成しますが
その査定システムの流通性比率の初期設定値は「1.00」になっており
そのパラメーター不動産会社自身で
上記の内容も加味し、手動で変更します。
ここで注意が必要になるのですが
流通性比率が「1.00」でないからといって
その不動産査定書が適当なものとは限りません。
あくまで、流通性比率は勝手に変更することが可能なので
そういう流れも理解していただいたうえで
流通性比率が「1.00」でない不動産査定書をみられた場合は
その根拠を確認して下さい。
不動産会社を見極めるポイント
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上記でお伝えした流通性比率についてですが
根拠が曖昧であったり説明不足である場合は
担当者の配慮の無さや、不誠実さがわかります。
その査定書を細かくチェックもせずに提出させた
不動産会社の体制にも信憑性はほとんど感じられないと思いますので
担当者の対応や的確さ
また、不動産会社を見極める判断材料にしていただきたいです。
不動産取引において専門分野でお仕事をしてきた
不動産会社とお客様とでは知識や経験は雲泥の差になります。
その、溝を埋めようとしない不動産会社は多いので
少しでも違和感を感じた際には止めるようにしましょう。
知らないからと全ての話を鵜吞みにすると
カモにされやすい為そうならないように注意しましょう。
その他不動産査定書から読み取れる
担当者や不動産会社の信頼性を図るものとして
・不動産査定書の内容がわかりやすいかどうか
不動産査定書のデザインや見やすさ
細かく説明があるか否か
・査定価格の表記において価格幅を持たせすぎてないか
何十万円~何十万円ではなく、何十万円~何百万円など
・物件に対するコメントなどが一般的過ぎてないか
具体的な意見があるかどうかで信頼性が変わります。
・不動産査定書の分量はほどほどか
最低でも10ページ以上、多すぎても読まないのでダメです
上記の内容をご参考までに
美容室やご飯屋さんと同じで合う合わないがどうしても存在するので
いかに不動産会社が丁寧なすり合わせをしてくるかどうかが
物件の鍵を握ることになります。