暮らしに役立つ豆知識
火災に対する知識を身に付けよう
一般の住宅では、毎年多くの火災が発生しており、調理器具や暖房器具、たばこをはじめ、
電気機器や配線器具の誤った使用による「電気火災」等、火災の発生原因はさまざまです。
火災を発見してから速やかに行動ができれば火事の被害は最小限に食い止められます。
ですが、非日常のことが起こるとパニックになって立ち尽くしてしまう…なんてこともあります。
なかなか冷静に行動する事が難しいかもしれませんが、
そうなった時の知識があるのと、ないのでは大幅に違います。
こちらでは、火災に対する知識や対策をご紹介します。

目次
本当に怖いのは”火”ではない?正しい逃げ方は?煙にも注意!
建物火災の死因ってやはり焼死…と思いがちなんですが、直接的な死因ではないそうです。
「火傷」の死因ですが、呼吸はしていますが有毒ガスで動けなくなり、
この状態で焼死したものはすべて「火傷」のよる焼死扱いになります。
「一酸化炭素中毒・窒息」は火傷の跡もなく死亡していることで、
火災による死因は、ほとんどが煙による中毒死なのです。
命を左右する「2分間」
火災が発生してから脱出できる制限時間です。
たった2分なんて気付く前に過ぎてしまう…ということで
「逃げ遅れ」を防止するため、すべての住宅について、
住宅用火災警報器の設置が全国で義務付けられました。

正しい逃げ方
火災が発生したら「火事だー!」と大声を上げて周囲の人に知らせましょう。
もし声が出なければ、物を叩いたりして大きな音を出すことも効果的です。
安全な避難経路が確保できていれば、119番通報や初期消火を行いますが、
そうでなければ直ちに避難!が鉄則です。
逃げ方のポイントは「早く逃げ始める」「煙を吸わない」「絶対に戻らない」ことです。
① 早く逃げ始める
「火事だ!」の声が聞こえたり、火災警報器が鳴ったら、建物内のどこかで火災が発生しています。
落ち着いて、炎の有無や煙の流れてくる向きなどから火元の方向を確認して、
安全な避難経路はどこかを判断した上で、直ちに避難行動を開始しましょう。
命を守ることを最優先に、荷物は何も持たず、鼻や口を覆うタオルやハンカチだけを持って逃げます。
② 火災で最も恐ろしいのは、炎よりも煙
火災の煙は一酸化炭素などの有毒ガスを多量に含むので、煙を吸い込むことで中毒を起こし、
気絶してしまい、最悪の場合は死に至ることも。
「白い煙」「黒い煙」をテレビのニュースなどで見たことがあると思います。
白い煙は、薄い煙に見えますが既に有毒ガスを含んでいる場合もあり、危険です。
黒い煙は、温度が高く、天井の方から溜まっていくので、
初めのうちは天井近くの煙層と床近くの空気層に分かれます。
避難口が見えていて出口まで短い距離であれば、息を止めて駆け抜けてください。
③ 逃げたら絶対に戻らない
火災の現場から脱出したら、絶対に戻らないようにしましょう。
無事に避難した後に戻り、火災の犠牲になる人は少なくありません。
逃げ遅れた人がいたら、そのことを消防隊に伝え、消防隊による救助を待ちましょう。
会社のすぐそばで火災が起きたら
もしも火事を発見したら、119番に通報?それとも消火活動?
非日常のことが起こるとパニックになって立ち尽くしてしまう…なんてこともあります。
もしもオフィスが入っているビルや隣りの建物で火災をしたら、どのように対処をしたらよいのでしょうか。

火事を発見したら「知らせる」
何度も言いますが、、、
火事を見つけたら…まずは周りに知らせることが第一です。大声を出して近隣に火災を知らせます。
恐怖で声が出ない時は音のなる物を叩いて大きな音を出して下さい。
自分一人で何とかしようとしたり、隣近所に知られたくないと思うのは大きな間違いです。
オフィスなど同一ビル内で火災を発見した場合も同じです。
非常ベルなどで火災が発生したことを知らせるまたは大声で周りに知らせて下さい。
(119番)に通報する
次に消防司令センターへ通報しましょう。
通報の際は慌てずに出来る限り落ち着いて、そしてハッキリ具体的に質問に答えましょう。
通報の流れは以下のようになります。
◆火事か救急かを聞かれるので、「火事」と伝える。
◆場所を聞かれるので、住所を伝える。
屋外で具体的な住所が分からない時は目印になる建物を伝える。
◆火事の様子を聞かれるので具体的に何がどのように燃えているか伝える。
◆名前と電話番号を伝える。
場所を聞かれて住所が分からない場合、
電柱や建物にある住所が表示されている細長いプレート(=街区表示板)を探してみて下さい。
初期消火を行う
火が天井にまで達していない場合は、初期消火が有効です。
一人での消火活動が不安だったり、パニックになってどのように消火をしていいか分からなくなっても、
知らせを聞いた人が消火活動や119番通報などに手を貸してくれます。
こういったことを考えると、先にあげた「大きな声で周りに知らせる」という行為は、
その後の行動にとても重要な役割を果たします。
まとめ
火災の覚えておくべき5つの特徴
① 火災は、空気が乾燥しているときに起こりやすく、風が強いと燃え広がりやすい。
② コンセント等の隙間のほこりや湿気が原因となり、出火することがある。
③ 使用期間が長い電化製品が発熱・発火し火災の原因となる。
④ 木材に比べて多くの煙が発生するのは、発泡スチロールやウレタン等の断熱材。
⑤ IHクッキングヒーターでも、加熱する力によって、少量の天ぷら油から火災につながる危険がある。
火災が起きたときは、まずは大きな声で周囲に火災を知らせ、落ち着いて119番通報をします。
煙を吸わないよう、姿勢を低くし、ハンカチ等を鼻や口に当てて避難しましょう。
【自分の身は、自分で守る】
日頃から意識して、「今火災が起きたら…」という知識を頭の隅においておきましょう!
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